表紙

[注意]
物理情報システム専攻は本学の教育改革に伴い、平成28年度以降の新規の学生募集は行っていません。
本専攻所属であった教員に関する情報は以下のサイトをご参照ください。
  工学院情報通信系   工学院電気電子系   情報理工学院数理・計算科学系

スケジュール

 大学院は博士修了までの5年間の課程が基本となっており、通常は、前半の2年間を修士課程(博士前期課程)、後半の3年間を博士課程(博士後期課程)と呼びます。但し、本専攻では研究業績が優れた学生に対する課程の短縮修了を積極的に行っています。また、大学全体として運営している「グローバルリーダー教育院」「リーディングプログラム」などにも参加できます。

修士課程

 修士課程1年次は、主に講義や研究室でのゼミ・輪講・教員による直接の指導などを通じて、専門分野における広い知識を取得し、研究構想を練る期間と位置付けられます。2年次は、1年次で身につけた基礎知識や実験技術をもとに、各研究室での専門分野における最先端の研究を遂行する期間にあたります。修士課程で大学院を修了する学生は、この研究成果をもとに修士論文を提出することになります。修士課程2年間では以下の行事があります。

オリエンテーション

 入学直後に、本専攻および教員の紹介と大学院生活の有意義な過ごし方についてのガイダンスが行われます。

物理情報システム特別演習

 修士課程1年次において、2年次学生が行う各自の研究に関する発表会に参加し、レポートを提出することが義務づけられています。これは、専攻内で行われている研究を知り、これから自分が行う研究活動について自己啓発する良い機会となります。

研究構想発表会

 修士課程1年次に、修士課程で行う研究の構想や計画について各自が発表を行います。

進路説明会

 修士課程1年次に、修士課程修了後の進路についての説明が行われます。就職を希望する者は、就職担当教員と連絡をとりながらスケジュールに従って就職活動を進めることになります。

研究中間発表会

 修士課程2年次に、現在までの研究の進捗状況と今後の進め方について発表し、専門の異なる教員から多くのアドバイスを受ける機会となります。

修士論文提出と研究発表会

 修士課程2年次の1~2月に、修士課程で行った研究に関して論文を書き、その内容について発表します。

学位記授与

 修士論文の審査に合格したものには、修士(工学)、修士(理学)、または修士(学術)の学位が授与されます。

博士課程

 博士課程では、大学院生活の大半は研究室での研究に当てられます。この間の経済的な支援を行なう制度として、日本学術振興会から提供される特別研究員制度に加え、学内の教育補佐員(TA)、研究補佐員(RA)の制度や専攻独自の特別研究員制度など、学生の自立した研究者としての自覚を促し、博士にふさわしい見識を習得するための基盤作りを支援する教育や経済支援に関するプログラムが整備されています。大学院総合理工学研究科で行っている「博士複合創造領域コース」にも参加できます。博士課程では以下の行事があります。

企業研修員制度

 希望する人は博士課程1年次の夏期休暇の時期を利用して、企業における研修を通じて、企業内での研究活動や企業組織における研究者の位置づけなどを自ら体験することになります。

中間審査

 博士課程1年次以降に、学生各自の自己申請に基づいて中間審査が行われ、自らの研究の社会的位置付けや将来展望について発表を行います。

到達度審査

 博士の学位申請の数ヶ月前に、学生各自の自己申請に基づいて到達度審査が行なわれます。到達度審査では、これまでの自らの研究の成果について発表を行ないます。

学位申請

 各学生の自己申請に基づいて学位申請を行います。

博士論文発表会

 学位取得の手続きとして、博士課程でまとめた博士論文の内容について、研究の詳細とその成果の発表を行ないます。

最終試験

 学位取得に必要な語学能力に関する試験と博士として十分な学力を有することを確認する試験が行なわれます。

学位記授与

 博士論文の審査に合格したものには、博士(工学)、博士(理学)、または博士(学術)の学位が授与されます。